ニュース記事概要
NHKに人工知能(AI)アナウンサーが登場する。26日、4月から一部の番組でニュース原稿をAIに読ませるサービスを始めると発表。記者が執筆した原稿を実際のアナウンサーの声をもとにした音声で読み上げる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28635630X20C18A3000000/
(1)相反する2つ以上の意見
・「AIアナウンサーが進歩すると、人間のアナウンサーがクリエイティブな役割を担い、AIは速報を担当するなどの役割分担が可能になる。忙しくなりがちなアナウンサーの負担を軽減し、“働き方改革”にもつなげられそうだ」(NHK広報担当者)
・“AIアナウンサー”を起用する理由を「より多くの人に地上波ニュースに親しんでもらうため」(NHK広報担当者)
・「今春のAIアナの導入に向けて協議を重ねていました。しかし、報道現場などから“ニュースに人間味がなくなる”といった意見が相次ぎ、結局、社内合意には至りませんでした。」(民放ローカル局)
・「NHKがAIアナを導入するのは、話題性とアナウンサーの人件費抑制の両方を狙ってのことでしょう。」(元NHK職員のジャーナリスト)
・何でもAIにとって変わればいいってもんじゃない。人間味の無いアナウンサーやタレントは嫌だ。(ネット民)
https://sirabee.com/2017/10/30/20161350807/
http://news.nicovideo.jp/watch/nw3385214
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12136-009906/
(2)仮説
1.アナウンサーを雇い続けるのはコストがかかる
↓
2.AIが自動的に原稿作成と、それを読み上げることが技術的に可能になった
↓
3.従来と比べてAIアナウンサーは「人間味がない」ので拒否反応が出ている
(3)中立な立場で提案する
わざとだとわからないような言い間違えをする、噛むAIアナウンサーを作ってはどうか。
人間味というのは、「隙がある」ところを良いと感じることだ。
なら、完璧ではないAIアナウンサーを作ってはどうか。
参考文献:悪人正機 著者 吉本隆明、糸井重里 出版 新潮文庫(2009年) P.26