ニュース記事概要
無料で漫画などを閲覧できるサイト「漫画村」が、有料版「漫画村プロ」を開始することがわかった。
漫画村は、漫画雑誌やコミックス、写真集などが無料で閲覧できるサイト。その多くは出版社の許可を得ていないため、海賊版サイトの1つと呼ばれているが、漫画村は自らのサーバーに画像を保管していないため違法ではないなどと主張している。
http://news.livedoor.com/article/detail/14387815/
<調べたこと>
・漫画村:2016年に「登録不要で完全無料な」漫画サイトとして開設。
違法コピーされた書籍をインターネットブラウザ上で誰でも無料で読むことができた。 2018年1月にはWebサイト分析ツール「SimilarWeb」の調べで月間利用者数が約9892万人、日本国内のサイトランキングではlivedoorなどの大手サイトを超え31位となった。
・なぜ閉鎖されないのか?
漫画村は管理人が漫画をアップしているわけではなく、ネット上に上がっている漫画の画像を引っ張ってきてあげているから。
・漫画やアニメを無断で掲載する海賊版サイトのブロッキング(遮断)について、政府は4月13日の知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議で、法整備を進めることを決めた。
・2017年の出版市場が前年比7%減の1兆3701億円
・漫画本は全国の書店の売上高の19%を占める。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26157560V20C18A1TI1000/
http://ranq-media.com/articles/1470
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%AB%E7%94%BB%E6%9D%91
http://news.livedoor.com/article/detail/14627887/
(1)相反する2つ以上の意見
・「悪いのは時代ついていけてない出版社の供給の仕方。コンテンツを預かっている義務を果たしてない」
「漫画村なんかハナクソみたいな問題で叩いている人は『タダ読み=泥棒』から思考停止してる。本当にまずいのはkindleとApplemusicで俺が宇多田のアルバムをDLしたらAppleにチャリンチャリンお金が入る。何でそれ日本で作れなかったの?」
「漫画村を潰そうとしてる人たちって、漫画村が潰れたら単行本の売り上げが元に戻るとでも思ってるのか。戻るわけない。読者は読めないなら読まなくなるだけ。他に娯楽は山ほどある」
(漫画家:吉田貴司)
・「違法っぽいし僕も別に肯定はしません」
「しかし、このままサイトへの批判が続いた場合、誰が一番得をするのでしょうか」
「漫画家の皆さん、問題のあるサイトを叩くことは簡単ですが、その前に権利は自分の手元にあるでしょうか?」
「ネガティブキャンペーンが行われる時、その陰には目的を持った人たちがいます。感情的になればなる程、その目的に利用されてしまうのではないでしょうか」
(漫画家:佐藤秀峰)
・「全く創作の努力に加わっていない海賊版サイトなどが、利益をむさぼっている」
「このままの状態が続けば、日本のいろいろな文化が体力を削られてしまい、ついには滅びてしまうことでしょう」(日本漫画協会)
・(ネット利用者)「今まででもアウトなのに人の漫画で課金とな」
「作者になんのメリットもないじゃん」
「利用者側も取り締まらないとだめだろ」
https://note.mu/shuho_sato/n/na20ddb5fdfdf
https://www.excite.co.jp/News/smadan/E1517294354111/
(2)仮説
1.面白い漫画を読みたい
↓
2.単行本 1冊432円払うほど面白い漫画がない。他の娯楽の方が面白い。
↓
3.漫画村:ネット上に漂っている漫画の画像を集めて皆が見れるようにすれば無料で漫画が読め、利用者が集まるのではないか。
↓
4.利用者は無料なら読もうかなと思い殺到した
↓
5.出版社や政府が不利益が出るとして批判をした。
(3)中立な立場で提案する
・他の娯楽に比べても面白いと思わせる漫画を供給できるような環境を整える
具体案
・クラウドファンディングで出版社では作れないような漫画を供給する。
想い:出版社から出る漫画が飽きられていると考え、クラウドファンディングのような好きな人が応援するような形の方が良い漫画ができるのではないか。
・ストーリーを考える人と、漫画を描く人のマッチングアプリを作る。共同で作った漫画を同アプリにアップロードし、アプリ利用者で閲覧、評価する。1「いいね」をビットコイン化して、市場を作る。
想い:映画「バクマン」を観て、ネタを考えるのと、漫画を描くのは別能力だなと感じた。
ならば、ネタは思いつくけど描けない人と、ネタは出せないけど漫画は描ける人のマッチングアプリをつくれば面白い漫画ができるのではないか。