ニュース記事概要
長野市内のある小学校の自由研究の発表体裁への違和感を綴った、母親のツイートがTwitterで話題を呼んでいる。
自由研究の専用の用紙を手作りで作成し、他のフォーマットによる自由研究の提出を認めないことについて
「工作とか手芸とかだって立派な自由研究なのに何が何でも紙にまとめさせるってどうなんだろう。できることの幅を大きく制限してるとしか思えない。貼り合わせて吊り下げ部分をつけて提出する形式に作り上げるのも実際親が手伝わないと無理だし」
とツイートして話題となっている。
https://www.huffingtonpost.jp/2018/08/21/nagano-city-research_a_23506070/
(1)相反する2つ以上の意見
ツイートの母親の意見
「共稼ぎの核家族が増えて子供の宿題に全力投球できる時間も余裕もない家庭も多いし、テーマを決めてやらせるだけでも夏休みの自由研究は重いのに、自由度が低く子供のやりたいことをストレートにやらせられないのはどうかと思います」
「長期休みに興味のあることをやってみる、というのではなく、見栄え良く掲示するための宿題になっているようで、誰の何のための宿題なのか疑問に感じます」
「プレゼンテーションやまとめの練習になるという意見もあるようですが、それは別にやれば良いことで、自由研究の名目でやることではないと思います」
野市教委学校教育課の担当者
「優秀作品は理科教員の研究会などで審査して優秀な作品は他校でも展示される。体裁が統一されている方が比較、審査がしやすいのでは」
その他
「制約のある決められたフォーマットでどう表現するかとか学べるものもありますね」
(2)仮説
自由研究の「自由」の意味について考えてみる。
1.学校カリキュラム以外のことを研究テーマに選ぶ自由
2.提出形式の自由(研究テーマが表現しやすい提出形式の自由)
今回は「提出形式の自由」が制限されたことがツイートされ話題となった。
教員側の視点で見ると「提出形式の自由」を制限した理由は
その方が評価しやすく効率的であること。
また、保護者や生徒に優劣の説明がしやすいからではないか。