ニュース記事「修士・博士 日本だけ減少…研究力衰退あらわ 7カ国調査 」_38

ニュース記事概要

人口当たりの修士・博士号取得者が近年、主要国で日本だけ減ったことが、文部科学省科学技術・学術政策研究所の調査で判明した。日本の研究論文の質や量の低下が問題になっているが、大学院に進む若者の数でも「独り負け」で、研究力の衰退を示す結果といえる。

http://mainichi.jp/articles/20180823/k00/00m/040/060000c


(1)相反する2つ以上の意見

日本の博士号取得者は、06年度をピークに減少に転じた。取得後も多くが雇用が不安定な任期付き研究員にならざるを得ず、敬遠されたことも背景にあるとみられている。

文部科学省科学技術・学術政策研究所によると、日本の取得者は自然科学に偏るが、他国では特に修士で人文・社会科学の取得者が多く、全体の取得者数に影響しているという。

全論文数が2005年から2015年にかけて約80%増加しているにもかかわらず、日本からの論文数は14%しか増えておらず、全論文中で日本からの論文が占める割合も7.4%から4.7%へと減少しています

他の国々は研究開発への支出を大幅に増やしています。この間に日本の政府は、大学が職員の給与に充てる補助金を削減しました

https://news.yahoo.co.jp/byline/dandoyasuharu/20180725-00090622/

(2)仮説

日本企業は修士・博士号を持った者を採用したがらない。

そのため、学生は修士・博士号を習得する動機がないのではないか。

また、日本企業は基本として社内での経験が評価される。

大学で勉強した知識・技能を会社にアウトプットさせるという考え方も希薄だと感じる。

一方で、海外では学歴による武装が必須になって学歴インフレを起こしている。

その中で日本だけ、必要ないという独自路線を進んでいるため問題に見えるのではないか。

参考URL

https://news.yahoo.co.jp/byline/joshigeyuki/20180824-00094289/

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする