ニュース記事概要
森友学園(大阪市)の問題を取材し、スクープも書くなどの活躍をみせていたNHK大阪放送局の男性記者が6月、記者職を外された。
唐突な異動は関係者の間で話題となり、「官邸を忖度した人事」との憶測を呼んだほか、
市民団体が大阪放送局前で抗議活動をする事態にまで発展した。
https://www.huffingtonpost.jp/2018/10/25/fuyuki-aizawa_a_23571100/
(1)相反する2つ以上の意見
――不可解な担当替えと異動に対しては、首相官邸(安倍政権)からの圧力、あるいはNHK側の忖度だったのでは、との憶測が飛んでいます。
相沢冬樹(記者)
それについては言えません。私は記者ですから、推測は言いたくない。事実しか言えない。
ただ、つくづく思ったのは、組織に尽くした自分が、その組織によって切られちゃったな、ということです。これまで取材などで、そういう人を何人も見てきましたが、まさか自分がそうなるとは思ってもみませんでした。
吉岡利固(新日本海新聞社社主)
「こういう形で言論を封殺する不条理をわしは許せない。有為な人材をこんなことで埋もれさせてはならない。うちの会社はどこにもしがらみがないし、どこに遠慮もない。相沢さん、あんたには自由に取材して真実をどしどし書いてもらいたい。あんたはうちで面倒みる」
NHK広報部
「個別の人事については、お答えしていません」
異動をめぐって首相官邸からの圧力や、NHK側の忖度の有無については
「ご指摘のような事実はありません」としている。