<消費税は誰がいつ考えたのか?>
フランス人のモーリス・ローレが
1954年に考案・導入したのが始まり。
日本では1989年4月に3%で初めて導入された。
大義名分は社会保障と少子化対策の財源のためだった。
1997年4月:消費税率5%
2014年4月:消費税率8%
2019年10月:消費税率10%
食品(外食・酒類を除く)と宅配の新聞の定期購読料は8%
<消費税って何だ?>
消費税は海外では「付加価値税(Value Added Tax)」と呼ばれる税だ。
より多くの付加価値を生み出した人が
より多くの税を負担する仕組みである。
付加価値税率10%固定で100円のサラダを考えてみる。
1.農家が野菜を栽培し、商社に20円で販売した。
→農家:材料20円×10%=2円が付加価値税…(1)
2.商社は20円で仕入れた材料を35円で食品メーカに販売した。
→商社:(材料35円-仕入値20円)×10%=1.5円が付加価値税 …(2)
3.食品メーカは35円で仕入れた材料を使ってサラダを作り
60円でスーパーに販売した。
→食品メーカ:(食品60円-仕入値35円)×10%=2.5円 …(3)
4. スーパーは60円で仕入れた食品を消費者に100円で販売した。
→スーパー:(商品100円-仕入値60円)×10%=4円…(4)
5.消費者はサラダの販売価格100円に加えて
付加価値合計100円の10%である10円((1)+(2)+(3)+(4))
を払うことになる。
付加価値が高いほど多く税金を払うことになる。
<消費税は国家のどんな問題を解決しているのか>
国家の財源を安定して集めるという問題を解決している。
・消費しない人はいないので、国民全員から徴収できる。
→公平に見える。
・誤魔化しができない。100%徴収できる。
→負担するのが消費者で、税金を納めるのがお店なので脱税されない。
<消費税はどんな問題を生んでいるのか>
・消費が落ち込むので、デフレ方向に進む。
→企業の業績の悪化。失業率の上昇。
失業に対する社会保障の不足との合わせ技で自殺率の上昇。
・所得の高い人の方が負担が軽いので、
経済力の差が広がる。
参考URL
file:///C:/Users/shibu/Downloads/kenkyu2016390104.pdf
https://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2012/05/post-502.php
https://business.nikkei.com/atcl/report/16/041300033/041400007/?P=1