<概要>
ソニーの社名を「ソニーグループ」に変更し、
ゲーム、イメージセンサー、音楽、金融、家電、映画の
各事業の舵取り役と定義し直した。「ソニー」の冠は家電事業が受け継ぐ。
また金融事業のソニーフィナンシャルホールディングスを
完全子会社化して「ソニーグループ」の財務の安定を狙う。
記事URL:https://diamond.jp/articles/-/238607
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-19/QAKA5XT0AFB401
<なぜソニーは金融事業をしているのか>
ソニーはウォークマンに代表されるようなモノづくりで
名声を得たが、現在の異なる6つの事業で成り立っている。
- ゲーム 例)PS4
- イメージセンサー 例)スマホのカメラ
- 音楽 例)ソニーミュージック
- 金融 例)ソニー損保
- 家電 例)テレビ、スマホ
- 映画 例)スパイダーマンなどの配給
音楽、金融、映画はモノづくりというカテゴリーに入らないため、
ソニーは従来のモノづくりの会社(メーカ)であるとは言えなくなっている。
なぜメーカが金融を行うのか?そもそも金融とは何か?
金融には二つの意味がある。
・お金が余っている人から、お金が必要な人へ渡るようにすること。
・より広い意味ではお金が人から人へ渡っていくこと。お金の流れ。
ここでお金の役割について考えてみる。
お金はモノ・サービスを人々が交換するための道具だ。
サッカーで例えれば、お金はボールにあたる。
ボールが必要な選手にパスすること、動かすことが金融となる。
また、お金には時間と場所を超える能力がある。
ローンを組めば未来の自分からお金を引き出すことができ、
通貨を変換すれば世界中のどの国でも使うことができる。
これもサッサーで例えると、
未来の自分から現在の自分にパスすることができる。
日本で出したパスを遠くブラジルの人がトラップすることができる。
なぜこんなことができるかというと、
お金は実在するボールとは異なり、人間が作ったフィクションだからだ。
ここで話を戻すと、ソニーは問題解決の手段としてモノづくりをしていた。
モノ・サービスをより楽しく交換するためにはどうすれば良いのか
という問題を解決するために金融をしている。
問題解決の手段として金融をしているとするとつじつまが合うのではないか。
例えば、Suicaに代表される非接触型カードのフェリカはその一つだと感じる。
<その他_考えたこと>
経済と金融はどう違うのか?
金融をサッカーだとすると、
経済はサッカー以外の野球、ラグビー、バレーボールなどの全球技になる。
扱っているボールや細かいるルールは違うが、基本ルールは同一となる。
<参考URL>