【半導体とは何か】n型半導体、p型半導体とは何か?

n型半導体とは何か?(n型のnはnegative:負→マイナス)

→15族(V族)の原子を不純物とした不純物半導体

 例えば、P(リン)を不純物として入れると

 Pは伝導帯の下端近くのエネルギーレベルとなる。

 このエネルギーレベルを「ドナーレベル」と言う。

 ドナーレベルにある電子は常温でも簡単に伝導帯に上がっていく。

 伝導帯までに上がった電子は金属の電気伝導と同じように

 電気を通すことができる。

p型半導体とは何か?(p型のpはpositive→正。プラス)

→13 (Ⅲ)族不純物 の原子(B,Al,Ga)を不純物として加えできた「ホール」が電気伝導を担う「不純物半導体」のこと

不純物半導体とは?

→Siのダイヤモンド構造を壊さずに、Si原子を他の原子と

 ところどころ交換したもの

 交換できるほかの原子は14(Ⅳ族)と電荷が近い

 13族(Ⅴ族)…B,Al,Gaか

 15族(Ⅵ族)…N,P,Asが最も可能性が高い.

ホールとは?

→SiとB(ホウ素:13(Ⅲ)族不純物)とでは原子核の陽子の数が異なることから

 その周辺にほかと違った電信のエネルギー状態が作られる。

 このエネルギー状態をアクセプタレベルという。

 価電子帯にいた電子が「アクセプタレベル」にまで飛びあがると

 価電子帯の電子がいた場所に穴ができる。

 電子のマイナスがいなくなるので、プラスの電荷をもつ穴のようになる

 これをホール(正孔)と呼んでいる。

アクセプタレベルとは?

→価電子帯の上端近くにできるエネルギー状態のこと

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