【読書#124】戦後民主主義に僕から一票

タイトル:戦後民主主義に僕から一票

著者:内田樹

出版:SB新書

<著者の言いたい事(200文字以内)>

私たちが目を背けてきた「ある事実」とは

「日本はアメリカの属国である、主権国家ではない」という事実である。

いま日本社会に瀰漫しているのは、
この「権力者を批判する権利は権力者にしかない」という思考停止である。

トラブルというのは、システムの各所が同時多発的に不調を発することだからである。

上意下達だけに特化した組織では、現場からの
「何かがうまくゆきません」という愁訴が上がらない。

<今後に活かすこと>

平時においては指揮系統がしっかり守られており、

非常時においてはただちに現場判断・現場処理に

切り替えることができる組織がもっとも危機耐性にすぐれている。

トップとは異なる「ものさし」でものごとの価値や意味を

考える「異端者」を認める組織の方が危機耐性が高い。

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