タイトル:給料低いのぜーんぶ「日銀」のせい
著者:高橋洋一
出版社:ワニブックス
<筆者が言いたいこと(200文字)>
企業が上手く経営できているかは資産と借金のバランスで決まる。
国も同様である。
世界の投資家は日本の財政状態を「政府」と「中央銀行」を合わせた資産、借金のバランスで判断している。
日銀のインフレ率2%は失業率が一番下がる値だから目標となっている。
失業率を最低にすることが雇用対策になる。
また失業率が1%増えると自殺者が3000人程度増えるので、自殺対策にもなる。
〈今後に活かすこと〉
・国、企業の財政状態を判断するときは子会社を含むトータルのバランスシートで判断する。
・インフレ率2.5%が失業率が日本では最低になるラインである。
そのような政治運営ができそうな人、政党に投票する。
・日銀の動向に関心をもつ。失われた30年の原因の一つは、
日銀がバブルの判断を見誤ったからだ。
土地、株だけが大きくインフレになり、その他普通のものは適性なインフレなのに
猛烈なインフレだと勘違いした。その結果、お金供給を閉めデフレとなった。