タイトル:ジョーカー(2019)
〈この映画が伝えている内容(50文字)〉
悲劇的人生は喜劇である。
悲劇と思っていることは主観に過ぎない。
存在を無視されることは人を狂気させる。
〈感想〉
無力な人がジョーカーに変貌した。
彼1人でジョーカーになったわけではない。
ゴッサムシティの人々が彼を認めたから
ジョーカーになれたのだ。
不特定多数が認めなければ
ジョーカーではなく、
ただの狂人で黙殺されただろう。
主人公は母の秘密を知り、
自身を悲劇のヒーローだと思った。
しかし、事実は悲劇ではなく、母の嘘が
わかることで滑稽な喜劇になる。
つまらない理由で他人の存在を消す
行動をとる者が悪人ではないか。