<福井県のお米について>
水稲の作付面積:25,600 ha 全国23位
収穫量:134,300 t 全国23位
品種別作付割合:コシヒカリ 60% 、ハナエチゼン 25%、あきさかり 10%
ハナエチゼン
1977年から現・福井県で開発、1991年に福井県で推奨品種に採用された。
名前の由来:「コシヒカリよりも早く華を咲かせることから「華越前」と命名
収穫は北陸で一番 白い色で粒が揃った美人米
あきさかり
2008年に福井県の推奨品種となった県の育成品種。
名前の由来:秋に人々がこの品種の魅力に満足し、長く愛され繁栄されることを願う。
クセがなく誰にも好まれる 業務用にもおすすめ品種
「福井の水と大地が育んだ、秋のお米です。」
参考文献
全国お米のこだわり銘柄辞典(2018年) 発行人 杉岡 尚 発行 日本食糧新聞社
<米袋のパッケージ調査1>
デパートの売場で目にとまったパッケージ(図.1,2,3)を3点書きます。
1.新之介
紅白でめでたい感じがする。上下から新之助が読める。
図.1 新之助のパッケージ
2.晴天の霹靂
青と白のコントラストが鮮やかで、目立つ。
図.2 晴天の霹靂のパッケージ
3.有機栽培米
茶色にグリーンの文字で有機栽培の身体に良いお米である
というイメージが伝わってくる。生産者の写真と、解説書きがこだわりを感じさせる。
図.3 有機栽培米のパッケージ
米袋パッケージの流行
・生産者の顔写真を載せる
・米袋の一部を透明にして、お米が見えるようにする
<米袋のパッケージ調査2>
「全国お米のこだわり銘柄辞典」によるパッケージ傾向調査・分析
米袋パッケージの王道
・白地の中央に、手書き黒筆文字で銘柄名
・稲穂または、田園風景を載せる
・県の形が描かれる
共通点
・産地と銘柄名を大きく書く
・人物が描かれるときは女性
・マークには円が含まれる
・基本は、ベースカラーとメインカラーの2色で構成されている。
→仮の仮説:米袋は名刺なのではないか?産地が会社名。銘柄が氏名。
お米のブランディングの背景について追記します。
お米を家庭で作らなくなった代わりに、外食で使われる業務用の
リーズナブルな米に対するニーズが高まっています。
こうしたお米のほとんどが高級米柄に集中しています。
つまり、高級銘柄としてブランディングを成功させないと、
ニーズのある業務用と採用されない。
産地銘柄の生存をかけた戦いになっています。
参考文献
全国お米のこだわり銘柄辞典(2018年) 発行人 杉岡 尚 発行 日本食糧新聞社
<東京都在住の主婦に「米袋」について聞いてみた>
・印象に残っている米袋は?
→「晴天の霹靂(図.2)」の青が目立って印象に残る。美味しいと親戚も言っていた。
・「華越前」と「あきあかり」のパッケージの印象は?
→いかにも田舎の人が考えそうなデザイン。配色がイマイチ。
「華越前」の毛筆の漢字がダサい。
カッコイイと思っているんだろうけど…
・どういう米袋なら手にとりますか?
→パッと見たときに目にとまるパッケージ。
「晴天の霹靂」はすぐに目についた。
⇒デザインに活かすこと:
現状のデザインが田舎っぽいというのは痛烈だった。洗練された方向にしょうと思う。
毛筆がダサいというのは、言われてみればそうだなと。
安易に手書き筆文字に走ってはいけないと感じた。
「パッと見で目にとまるか」これは重要だなと感じた。
主婦の目にとまる何かを作れるかが勝負だと感じた。