食フェスは(外食+祭り)なので、
片方の外食について「外食マーケティングの極意」
という本を読んでみた。
ヒントになりそうな部分を書いてみる。
・人口減少=「胃袋の数」の減少は外食市場の縮小を意味する。
・インバウンドブームについて…
→今の市場では、日本人で日本人を相手に商売
ということ自体が、もはやナンセンスだ。
・飲食店とは、食事と酒を提供するだけではない。
消費者の何らかの目的を持った「集い」を媒介するメディアである。
また、人と人とのつながりを生むコミュニティでもある。
・地球環境や健康・安全などに背かないこと。
地域社会への貢献や活性化につながる「社会的に正しい消費」。
このような価値観が比較的裕福で、情報感度が高い層を中心に広がりつつある。
・「地球市民として正しい消費の在り方を問う」という意識は高まっている。
・考えてみれば、これまでの採用はなぜ「若者」だったのだろうか?
それは、1970~1990年代の日本は若者人口が多かったから、
若者をターゲットにした店も多く、働く若者も、学生、
フリーターと豊富に市場に存在した、ということではないだろうか?
・デフレ時代に外食がコントロールできるのはまず、
「原材料費」と「人件費」。
原材料費を押し下げた結果起きてしまったのが、
賞味期限問題、異物混入の問題、表示偽装問題、外国産食材の問題です。
また人件費を圧縮した結果生まれたのが過重労働問題です。
・日本の飲食店のおもてなしのレベルは高く、注文を取りに来てくれて、
上げ下げもやってくれるフルサービスが当たり前に提供される。
世界的に見ればこのサーブという行為は有料なのである。
参考文献
外食マーケティングの極意 著:竹田クニ 出版:言視社