【読書#120】勉強の価値

タイトル:勉強の価値

著者:森博嗣

出版社:幻冬舎新書

<筆者の言いたいこと(200文字)>

学校の勉強は「釘の打ち方」を学ぶことだ。
(1)自分で作りたいものを発想したとき
(2)「釘の打ち方」が必要になり、勉強の意味と価値が生まれる。
(1)を発想するにも(2)が必要な為、(1)なしで(2)を勉強するから
学校の勉強は楽しくない。
義務教育の目標は、
自分一人で自分の勉強を発見できるようになることだ。

大人の勉強の価値は自分を高める行為だ。
他人の問題を解決する為に自身に新たな能力を開発することだ。

<今後に活かすこと(100文字)>

もし子供に勉強させたかったら、まず親が勉強すること。
親が勉強に熱中する姿を見せること。
インプットをアウトプットすることを意識する。
人に説明する、ブログで文章にする。
「勉強は何の役に立つのか?」に答える

<その他>

・親は、子供が誰に従っているのかを気にした方が良いだろう。

・賢い者と愚かな者の差も、突き詰めれば、

 この想定する未来のスパンの差にすぎない。

・学びたかったら、自分を先生にすること

・自分なりの考えを持つ能力こそが、人間の価値だといえる。

 勉強とは、自分の価値を高めるための行為なのだ。

・すなわち、どう答えるのかではなく、

 何を問うかで、その人間の理解度を測ることができると

 気づいたからだ。

・僕はそれよりも、どんな質問をするかを見るようにしている。

 答えることよりも問うことの方が、ずっと難しく、

 またその人間の能力が試されているのは確実だ。

・教育という行為が、人間をフルイにかけ、

 均質な才能だけを拾い上げる装置になっていないか、その点に

 いつも注意を払う必要がある。

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