第12回SBSラジオCMコンテスト_静岡マツダ(読書)_27

マツダがBMWを超える日

クールジャパンからプレミアムジャパン・ブランド戦略へ

著者 山崎 明  出版社 講談社+α新書

<筆者の伝えたいこと>

「メイドインジャパン」は「安くて」「値段の割に」品質が高い

というイメージがあるため、プレミアムブランドになれずにいる。

日本製品が積極的に選ばれるために

「ZEN」という日本のイメージを活用してはどうか。

研ぎ澄まされたミニマルな美しさと圧倒的な高品質感こそが、

海外の人々が日本高級製品に期待していることではないだろうか。

彼らはそのような日本文化に憧れを抱いているのだから、素直に利用するべきだ。

<参考になりそうな箇所>

・メルセデス・ベンツは、なんだか自分自身がグレードアップしたような気分の高揚を人に与える

・「そのブランドを持っている自分」が他人の目にどのように映るかを意識しながら選ぶのがプレミアムブランドである。

・スイスの時計が現在の地位を得る過程で特筆すべき点は…

「スイスの時計」それ自体のブランド価値を上げっていったところのある。

・強力なプレミアムブランドの強さの源泉は、そのブランドの持つ信念、方向性の明確さである。

・おもてなしはプレミアムか?

・もう「良いものをより安く多くの人に」という昭和の考え方は捨てないといけないと思う。

・要するに、多くの日本企業では、ブランドとは最後の化粧か包装紙のように扱われ、ビジネスの本質ではないと捉えれていないか、ということだ。

・「誰も助けてはくれない。だからこそ、マツダはアイデンティティを確立する。生き様は自分たちが決める。そして、その戦略を実行することに尽きる」

・製品開発をすべてゼロからやり直すことにした。エンジン、ボディ、サスペンションなどを根本的に見直してマツダが考える「ベスト」を追求しようとしたのである。

・内燃機関の改良に集中するという決断をする。

・すごいスピードでぶっとばすのではなく、車との対話を楽しみながら、

日常のドライビングに楽しさを味わうような人がターゲット。

・クルマは、単なる道具ではない。

・単なる鉄の塊ではなく、生き物のような生命感を持ったデザインを追求した。

・マツダがユニークなのは…車好き・運転好きをターゲットにしているにもかかわらず、ハイパワーの高性能モデルが存在しないこと。

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