(読書)僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない_41

<読んだ本>

僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない
著 岡田斗司夫FREEex 出版 PHP新書

<筆者の言いたいこと(200字以内)>

・会社が人を雇わない理由

①企業の平均寿命が五年を切り、ずっと安泰な会社が存在しない

②新人を雇って仕事を教える余裕がない。面倒な仕事しかもう残っていない。

いま固定給を払っている人たちでやりくりするので精一杯だから。

③怖くて人が増やせない。新しいアイデアが出てくるたびに産業や

業態がつぶれたり、もしくは会社の売上が半減したりするから。

・人間の支出の七割は食うためじゃない。煩わしさを逃れるために使っている
<今後に生かす(100文字以内)>
「その会社内でのしがらみが多くて、なぜこうなるのかルールを人に説明できない仕事」
ばかりが会社に残っているという説明が腑に落ちた。
できる限りルールを言語化し、自分より若い人に説明できるようにする。
<その他>
気になった言葉
・「消費者の味方」=「国民の味方」ではありません。
膨大な雇用を奪う「国民の敵かもしれないのです。」
・なぜ人が増やせないのか?理由は「分業によるコストダウン」を進めすぎたからです。
・会社が社員を増やせるのは「今年と同じくらいの売上が来年もある」と
信じられるからです。
新人を雇っても二年か三年は役に立ちません。
それでも二年後、三年後の投資として新人を入れるわけですが、
今年と同じだけの売上が来年もあるかまったくわからないのが現状。
・「東京に行きたい、でもお金がない」というのも、まわり道の発想。
「東京に行きたいが手段がない」と考えるべきなのです。
そうしたら、「だれか東京にクルマで行く人、私を乗せていってくれませんか?」
という選択肢が生まれます。
・ついに、われわれの社会は自分一人を食わせることで精いっぱいの社会になってしまった。
だれも人の面倒をみることができないし、子どももつくれない。
こうなったのは経済の低成長・マイナス成長のせいだ、豊かな生活をするためには
もう一度大きく経済成長する必要があるんだ、と力説する人はたくさんいます。
でも、それはウソです。
・人間一人の世話をするために必要な金額は、わずか二万円なのです。
「ペット一匹程度の維持費だね」と彼女の日記を読んだ人たちは驚きました。
・自分の欲望はできるだけ安く叶えて、他人の幸せにお金をかけるようになると、
社会のなかで物事が動くようになります。
・お手伝いを人にまわす。
これがすごく大事なのです。
どんな仕事があるのか、どんなお手伝いが存在するのか、
見極めるのが一番の能力。二番目は、それをすかさず人にまわす能力です。
・でもじつは、この国は、一人の稼ぎで食わせる人間の数を
ずっと減らしてきただけなんです。

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