東京出張時に、祖父が前立腺がんで入院していると母から聞き、
仕事後にお見舞いに行ってきました。
乳がんではないですが、広い意味でがん患者がどう感じているのかということで
ここに書いてみます。
大学病院の4人部屋の一室で、訪ねたときはカーテンがかかっていました。
横向きに寝ていたのですが、私が来ると
「よく来たね。そこにイスがあるから座りなさい」と言い、起きて話をしてくれました。
第一声は「参っちゃったよ」でした。体がだるいとのこと。
弱音を吐かない人なので、相当参っているんだな感じました。
「抗がん剤を飲むと白血球が少なくなる」と言って
入院前と入院後3日後の血液データを見せてもらいました。
祖父の場合、白血球は正常範囲内で、少ししか下がってなかったです。
体がだるいというのは、抗がん剤の副作用だろうなと。
人によっては、白血球が0になる人もいる聞きました。
白血球が0というのは、サッカーで言えば、キーパーとDFなしで
試合するようなものなので相当危険だなと感じました。
体のむくみがあり気になると言っていました。
これは薬だけでなく、歳の問題もあるのかなと感じます。
「歳を取るということは、体と上手に付き合っていくことだ。」
と言っていて、そうなんだろうなと感じました。
うつむきかげんに話すことが多く、体がつらいんだろうなと感じました。
抗がんによる治療は、効果的なんだろうけど患者からパワーを奪う治療だと
感じました。
<余談>
近況報告で仕事の話をしました。
祖父が言った仕事に対する言葉の中で印象に残ったことをメモします。
人が嫌がることをする。喜んでやる。嫌がって仕事をしてはダメだ。
やったことがないことに挑戦する。
五感を研ぎ澄ます。
そうすれば第六感が働く。見えないものが見えてくる。
仕事を上手くいかせるには、
体験して腹に落とすことだ。
余裕を持たなければならない。
いっぱい、いっぱいになる前に緩む
そのためには、自分の許容範囲を知ること。
自然法則に従って仕事をすると上手くいく。
腹が減ったら、料理を作るか
買いに行くしかない
胃袋を満足させるために、
手が動かされて料理を作る
胃袋を満足させるために
足を動かして、レストランに行く
胃を満足させれば、
その栄養は周りまわって
手にいき、足ににいき
結果潤う。
嫌がってはいけない。