ニュース記事概要
どうしてこうなってしまったのか。
5月6日に行われた日本大学と関西学院大学のアメリカンフットボール定期戦で起きた危険タックルを巡る事件。加害を行った選手(以下「加害選手」といいます)による22日の記者会見、それを受けた23日の前監督、コーチによる会見を受け、事態が動いています。
https://toyokeizai.net/articles/-/222160
2017年の国内傷害事件・殺人罪の統計
・傷害事件:年間2万3286件
・殺人罪:年間920件
(1)相反する2つ以上の意見
日大側
「意図的な乱暴行為を行うこと等を選手へ教えることはまったくございません」
「指導者による指導と選手の受け取り方に乖離が起きていたことが問題の本質と認識しており」
負傷選手の父
「日大選手がどうしてあのようなプレーをしたのかの説明がなかったし、指示があったのかも(日大の内田正人監督が)話されなかったので釈然としない」
加害選手
「自分は監督・コーチの具体的な指示によって違反プレーを行った」
(2)仮説
・日大の選手が関学大の選手を悪質なタックルで負傷させたことは事実です。
よって負傷させた責任は誰にあるのか?となると選手を預かっている日大 or 加害選手となります。
・悪質なタックルの動画は、ネットで拡散し、その後メディアが後追いで報道するという時系列となりました。ここまで事が大きく取り上げられた原因は、日大側と一般大衆間の情報スピードの差ではないかと考えます。
日大側は大多数の動画を見た人々の感情を認識せずにコメントをしているため、
「悪いことはしていない」という日大側の態度と、ネット動画を見て悪質と認識した一般大衆の認識差が事をここまで大きくしたのではないかでしょうか。
また、従来のTVなどのメディアは後追いとなったため、
ネットに先を越された焦りで無駄に力を入れて報道してしまい、事が大きくなったのではないでしょうか。
(3)中立な立場で提案する
・日大の広報部の責任者を変更する。ネット情報なども含めて情報管理を行い、適切な対応をとる体制を早急に構築する。
・日大の選手が問題を起こした場合は、まず日大側が謝罪をすると決めておく。その後事実確認を行い、確定情報を流すことにする。
・日本のTVはネットに先行されたニュースは放映しないようにする。または放送頻度を限定する。