ニュース記事概要
中国では国内の製造業が不足している原料の資源を補うためだとして、
外国から資源ごみを買い取り、リサイクルして使ってきた。
しかし、習近平政権の環境政策の下、
2017年末から、一部の資源ごみの輸入を禁止。
この措置によって、国内のリサイクル業者をはじめ、
輸出元の国々で、今後の影響について懸念が高まっている。
https://news.nifty.com/article/world/china/12190-20180803_00045/
(1)相反する2つ以上の意見
ジョージア大学の研究者
1988年から2016年までの中国のゴミ輸入のデータが解析された結果、
「2030年までに行き場をなくしたプラスチックゴミは1億1100万トンに上るだろう」
「1億トンという数字は、テスラモデル3が62万1000台に相当し、iPhone7億台でも1億トンの10分の1にしかならない」
中国廃プラスチック協会
「今後、輸出国はみな誠実な行動が求められます。
自分たちが出すごみや汚染源の処理に責任を持たなければなりません。」
イギリス リサイクル協会
「考え方を変えるきっかけになるでしょう。
この20年間、イギリスのごみ回収は中国ありきでした。
イギリスの紙やプラスチックのごみのおよそ半分を輸出してきたのです。」
https://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/catch/archive/2018/02/0219.html
(2)仮説(450文字以内)
・プラスチック製品は、「使い捨てするもの」と考えているからではないか。
プラスチックは安くて、軽い、さらに密閉性も良いため世の中に溢れている。
レジ袋や飲料ボトル、食品の包装容器、発泡スチロール製食器など、
1回使われただけでごみになる。
そのため、国内でゴミ処理可能量を超えてしまい、
処理できないものを海外へ輸出しているのではないか。