ニュース記事概要
不登校の子どもが受け取る、クラスメイトなどからの「お手紙」や「寄せ書き」。受け取った当事者の葛藤を伝える記事を配信したところ、ツイッターなどで6千件を超える反響がありました。なかには「書いたことがある」という人や、教育関係者と思われる人の意見も。2学期は学校行事が多く、クラスに一致団結の機運が高まる学期です。不登校の子どもにお手紙を書くクラスも増えるかもしれません。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180830-00010000-asahit-soci&p=1
・1966年から不登校に関する調査が始まった。
・以降、累計300万人以上の子どもが不登校とされてきた。
(1)相反する2つ以上の意見
「クラスメイトがよかれと思って書いてくれたことはわかっています。でも、そっとしておいてほしかったです」
「クラス全員からの手紙には心が傷つく言葉もあったが、あるクラスメイトが毎日手紙をくれて、だんだんありがたさを感じるようになった」
「学校に来られない子どもをみんなで励まそう、という『善意』がベースにある」ということ。「その善意を疑わず、相手が求めていることからずれてしまえば、悪意にも等しくなってしまうのです」
「『今はそっとしておく時期だから、何もしない』という『指導』があってもいいと思うんです。何かすることを積み重ねていく<足し算>ばかりが『指導』ではない、と」
「もっと言えば、『その指導によって、安心するのは誰か』ということをいつも意識するだけでも、必然的に悩むと思うんです。そこをスタートにして、この問題を一緒に考えていけたらと思っています」
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(2)仮説
建前:クラスの生徒同士は仲が良い。不登校の生徒が出るような問題はない。
実際:クラスの生徒のうちの何人かが何らかの問題を抱えている。
→その結果、不登校の生徒が出ている。
不登校の生徒に「お手紙」を送ることで、
建前と実際の差を埋めようとしているのではないか。
不登校の生徒の抱える問題を把握せずに、
「お手紙」による励ましで解決しようとすることが問題と感じる。