ニュース記事「ビル・ゲイツ「銀行は将来必要なくなる」 銀行の脅威になる「アマゾン」」_5

ニュース記事概要

1994年、ビル・ゲイツは「将来、銀行は必要なくなる」と唱えた。当時は一笑にふされていたかもしれないが、現在、フィンテックの急激な発展によって、銀行は存在意義が問われている。本当に銀行不要の社会は訪れるのか。

http://president.jp/articles/-/24474


<調べたこと>

・フィンテック(FinTech):ファイナンス(Finance)とテクノロジー(Technology)の2つを併せた造語。日本語だと金融ITとか、金融テクノロジーと略されることもある。

・アリペイ:「アリババグループ」が提供する、中国最大規模のオンライン決済サービスのこと。一言で言えば、「中国版PayPal、Suica」といったところ。

・PayPal:世界で1億5000万人以上に利用されている、特に海外のネットショップで商品を購入する際に利用することが多い決済サービス。

・3メガバンク の人員や業務量の削減目標(2017年末)

みずほフィナンシャルグループ(FG):1万9千人

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG):9千5百人

三井住友フィナンシャルグループ(SMFG):4千人

・3メガバンクグループの17年9月期中間決算

3メガバンク の本業の儲けを示す業務純益(一般事業会社の営業利益に相当)

FG:40.1%減の2416億円

MUFG:前年同期比3.4%減の7007億円

SMFG:9.7%増の6013億円

参照URL

http://biz-journal.jp/2018/01/post_21984.html

http://news.cardmics.com/entry/whatis-fintech-matome/

(1)相反する2つ以上の意見

・資産運用の機能

現在の金利で、銀行に預金してもリターンはほとんどない。

しかしアマゾンでギフト券を買ってチャージすれば、最大2.5%のポイントがつく。

・消費者ローン

今まで手元にお金がなくて困ったとき、銀行系の消費者ローンを頼りにしていた人が、

メルカリで所有物を売って現金が手に入れば、銀行は機会を損失する可能性がある

・決済機能

これまで銀行は、決済機能ならその機能だけを担っていれば、ユーザーは喜んで利用してくれた。それが今、アマゾンやアリババのように、決済機能+サービスを提供する企業が次々出現している。

・銀行は不要になるのか

あれだけ電子マネーが席巻している中国でも、アリペイは銀行口座に紐づける必要があり、銀行は存続している。

ユーザーはアリペイというインターフェースは意識しても、紐付けている口座はどこの銀行か、ほとんど気にはしてない。

銀行は経済活動を下支えする存在になり、インフラ化していくのではないか。

(2)仮説

1.銀行は融資能力、情報収集能力、規模で他業種が入り込めない業種だった。

2.スマートフォンの進化と普及により、銀行が解決していた問題の一部をIT企業が解決できるようになった。

3.閉じられた市場に、競合他社が出現しコスト競争にさらされている。また、存在意義が希薄になっている。

(3)中立な立場で提案する

・銀行は担保がなければ融資はできないので、そこを開拓する。

クラウドファンディングと提携して、リスク分散し、ビジネス機会を増やす。

・3メガバンク共通の「仮想コイン」を作る。

IT企業の決済サービスも銀行口座から紐づいているので、そのお金を「仮想コイン」化して、紐づけるようにシステム設計し普及させる。

https://www.sankeibiz.jp/business/news/171104/bse1711041607001-n1.htm

http://www.shigagin.com/company/management/crowdfunding/

https://readyfor.jp/corp/news/22

https://www.j-cast.com/kaisha/2017/11/02312135.html?p=all

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