記事URL
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ27COR0X20C21A1000000
<概要>
半導体メーカーであるルネサスエレクトロニクスは、
自動車向け製品について、
その製造を台湾積体電路製造(TSMC)に委託していた。
しかし、クルマの自動運転化が進むにつれ
自動車向けの半導体需要が増加。
製造委託先の負荷が高く納期に対応できなくなった為、
自社生産に方向転換した。
<相反する点>
・半導体製造には高額な半導体製造装置と
クリーンルームが必要である。
経営的には新規装置を購入すると原価償却が重くのしかかるので
簡単に増産できない。
その為、半導体開発のみを行い、
半導体製造は他社へ委託するという動きが主流になっている。
・製造委託先は複数の顧客から生産を依頼されている。
その為、製造能力を超える依頼があった場合は断れる可能性がある。
・自社に最新の生産設備を持っていない、生産材料の供給が安価にできない場合
自社生産は委託よりも高いコストとなってしまう。