ニュース記事概要
三菱UFJ銀行と三井住友銀行は2019年前半にもATMを相互開放する。預金者は両行のATMで平日の日中に現金を引き出す際の手数料が無料になる。当面は店舗外の計2300カ所程度を対象とし、将来はすべてのATMを開放することも検討する。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37475230X01C18A1MM8000/?n_cid=SPTMG022
日本のATMの台数:約20万台
ATM網の維持にかけるコスト:年間約1兆円
コンビニATM:約5万5千台
(1)相反する2つ以上の意見
加谷 珪一(経済評論家)
ATM網はバブル期に急速に整備されてきた、従来型の「重たい」システムである。
当時はATM網を整備することで大量の顧客をさばき、
引き出し手数料を獲得することがひとつのビジネスモデルとして機能していた。
だが、スマホを使った極めて安価な決済手段が普及している今、大規模なATM網と大量の現金を取り扱うことは銀行にとって割に合わなくなっている。
コンビニ系銀行幹部
通帳の取り扱いや硬貨の出し入れといった機能をそぎ落としたコンビニATMの価格は「100万円台後半」と半分ほどで済む。
(2)仮説(450文字以内)
・コンビニATMで取引できるため、銀行ATMを利用する必要性がなくなった。
・銀行ATMが街から少なくなる、あるいは無くなることで、
現金引き落としができなくなる高齢者が増え、
日本にあるお金が塩漬けになるのではないか。
→「コンビニATMを利用すれば良い、
スマホを使えば良い」ということについていけない人が多数出るのではないか。