ニュース記事「トヨタがEVシフトに見せる尋常ならぬ危機感 豊田社長「これは生きるか死ぬかの戦いだ」」_14

ニュース記事概要

世界最大のエレクトロニクスショー(CES)に初めて登壇した豊田章男社長は、「車をつくる会社からモビリティの会社へ変えることが私の目標だ」と宣言した。

自動車産業は今、大きな転換期にある。次世代のキーワードは「CASE」。Cはコネクティビティ=通信と車の接続、Aはオートノマス=自動運転、Sはシェアリング=共有サービス、Eはエレクトリックモビリティ=電動化の略だ。これらの大波が一気に押し寄せることで、自動車ビジネスは新たな競争のフェーズに入っている。

https://toyokeizai.net/articles/-/211115


(1)相反する2つ以上の意見

・次の100年も自動車メーカーがモビリティ社会の主役を張れる保証はどこにもない。勝つか負けるかではなく、生きるか死ぬかという瀬戸際の戦いが始まっている

・2040年までに”全車を電動化”は絶対無理。自動車は重量換算すると1グラム1円程度で作っているが、EVはこの価格では到底作れない。(例:スマホは1グラム数百円)

・イギリスやフランスなどヨーロッパの動きを見ていると、20年以上先の規制です。実は喫緊の課題ではない。

・アメリカは2018年からZEV「Zero Emission Vehicle」と呼ばれる排気ガスを一切出さない自動車を一定の比率で販売しなければならない、規制が開始。ハイブリッド車をZEVとして販売してきた企業は、電気自動車を販売しなければならなる。

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/283722.html

http://president.jp/articles/-/23052

(2)仮説

クルマがガソリンで動いていようが、電気(EV)で動いていようが、

購入者側から見れば、どちらでも良いのではないか。

解決すべき問題は「どんなエネルギーで動くか」ではなく、

そのクルマに乗ることで「どんな体験ができるか」ではないか。

参考文献:自動車会社が消える日 著 井上久男 出版 文春新書(2017年)

(3)中立な立場で提案する

自動車会社の使命の一つとして、交通事故0があると感じる。

クルマ単体ではなく、クルマと道路と街をセットで交通事故0を提案してはどうか。

クルマ単体による安全性能は、向上の余地はあるが、少ないと感じる。

それよりは、道路、信号、店舗等を含めた街で交通事故0をデザインした方が

実現できるのではないか。

「交通事故って何?この街では交通事故0で暮らすのが普通です。 by TOYOTA」

みたいな事が言えたら面白いんじゃないか。

従来の自動車会社でなくなってしまうが、

規模的にトヨタくらいの自動車会社しかできないと感じる。

<その他考えたこと>

・ヨーロッパは排ガス不正の問題があり、EVシフトしてイメージアップを図ろうとしている。その潮流に日本企業が巻き込まれている。

・グーグルなどのIT企業が、情報の側面から移動手段の事業化を進めている。

・排ガスゼロ規制を強化する国があり、対応を迫られている。

・自動運転が現実化してきて、ハンドルを握って運転するという「クルマ」の定義を定義し直す必要が出ている。

<調べたこと>

2017年 全国交通事故死亡者数:3,694人(前年比-210人、-5.4%)

2017年 福岡県交通事故死亡者数:139人(前年比-4人、-2.8%)

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