ニュース記事概要
台風24号の接近に備え、JR東日本は9月30日夜から初めて首都圏の全路線で計画的な運休に踏み切った。利用者が少ない週末だったことや、連動して夜間のイベントが中止されたことなどにより、目立った混乱はなかった。評価する声がある一方で、課題も出ている。
https://www.asahi.com/articles/ASLB15636LB1UTIL042.html
・JR在来線だけで1218本が運休し、約45万人に影響した
(1)相反する2つ以上の意見
JR関係者
台風が通過した10月1日、各社は始発からの運転再開を予定していたが、倒木や飛来物の撤去や設備点検に手間取り、JR中央快速線や京王線などは運転中止が続いた。それでも、JR関係者は「運転中に倒木や飛来物に遭遇していたら、大混乱しただろう」と今回の判断を評価した。
関西大の安部誠治教授(交通政策論)
計画運休について
「これだけの規模では世界的にもほとんど例がない。安全を優先すれば評価できる対応だった」
「台風は刻々と状況が変わるため判断が難しい面がある。計画運休の運用を繰り返し、鉄道利用者のために改善していく必要がある」
10月1日(月)にJR東の中央線を利用した私個人の意見
・駅構内に入るのに入場規制され、駅構内から出る際も人が一杯で出れない状況だった。
台風の前に運休したことは良いと感じるが、翌日通常通り運転としたのが誤りと感じる。
翌朝の点検完了まで運休とし、その後、運転開始とした方が良かったのではないか。
・倒木により新宿-東京間が運休したことが致命的だと感じた。
新宿駅がハブになっているので、ここで止まる身動きがとれなくなる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3596601001102018CC1000/
(2)仮説(450文字以内)
JR東
・台風通過後の線路状態の異常が想定外だった。
東京の通勤事情
・中央線の四谷-新宿間が寸断された場合、通勤客を運ぶ代替交通手段がない。
→総武線は並行して走っていたが、乗客が多く、すぐにパンクした。
バス、タクシーではさばききれない。
・企業側も通常通りJRが翌日通常通り運転すると聞いていたため、
午前中を休みにする等の対策を打たなかった。
→結果だけ見れば、移動で午前中を潰した人が多数いたのではないか。
・疑問:全員が同じ時刻に仕事をスタートさせる必要性があるのか?
→通勤時間をずらせば、もう少し混乱を抑えられたのではないか。