【ニュース #87】鴻海が10万人削減へ iPhone販売不振で

ニュース記事概要

台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が2018年末までに、10万人規模の人員削減を計画していることが分かった。収益源である米アップルのスマートフォン(スマホ)の受託生産の需要が振るわないほか、今後は米中貿易摩擦の悪影響が広がる懸念もある。19年に事業環境がより厳しさを増すことを警戒し、収益体質の引き締めを急ぐ。

(1)相反する2つ以上の意見

鴻海 関係者

「今回は不確実性の高い19年に備えるもので、通常と異なる踏みこんだ内容だ」

「グループ内で全面的な運営の見直しを実施する」

洪水樹董 (可成科技(キャッチャー・テクノロジー))

「(米中)貿易戦争により市場の気分が落ち込み、世界の経済と需要に影響を与えるだろう。

既にいくらかの影響が出始めている」

(2)仮説(450文字以内)

・iPhone が目新しくなくなってしまった。

→新モデルにより購買意欲を引き出すのが難しくなってしまった。

・アップルはiPhoneの生産を行っていないので、増産の見込み外れなどのリスクは

製造委託している鴻海などが負うこととなる。

・iPhone に匹敵できるブランドを台湾や中国、韓国で作られた場合、

生産委託をしているアップルはiPhoneの品質を担保できなくなるかもしれない。

→例えば、iPhone よりhuawei の方が儲かるとなった場合、iPhoneを

安く高品質で作ってくれるところがなくなる。

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