(読書)誰がアパレルを殺すのか_14

<読んだ本>

誰がアパレルを殺すのか

著者 杉原淳一、染原睦美  出版社 日経BP

<筆者の言いたいこと>
アパレル業界不振の原因は、
高度経済成長期の「作れば売れる」という成功体験のまま
バブル崩壊から現在まできているからだ。
人件費の安い中国で大量生産・大量供給ではなく、
服の企画デザインと、販売員の質の確保に投資をすべきだった。
服の価格の透明化をしていくべきだった。
情報技術を駆使して外からアパレルを変える企業、
独自ブランディングで中から業界を変える企業があり、
アパレル業界は新たな形に変革しようとしている。
<今後に生かす>
安直に短期的な利益を求めてはいけないと感じた。
業界の外から業界を客観的に見るというのが必要だと感じた。
ZOZOTOWNなどのIT企業は、客観的な目で見て
顧客への洋服の供給と提案を考えて成功している。
<印象に残った言葉>
「ミレニアル世代にとってのラグジュアリーは、
どこで作られたか、どのように作られたかに価値がある。
ブランドの名前よりも質、職人技、信頼性が、はるかに大切になっている」
「セールは、価格設定が誤っていることの証左」
「大切なのは体験。顧客は単にものを買っているのではなく、
感動を買っている。
今のメガブランドの商習慣や販売方法は、非合理だ」
「結局、優秀な販売員を抱えているところが強い」
「いいブランドなら売れる時代」は、終わった
「服もコンビニの弁当と変わらない」
「服は情報」
<思ったこと>
 メルカリのシステムってお金の役割を代替えしてないか?

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