ピンクリボンデザイン大賞(読書)_17

「乳がん専門医」の教え

著者:竹原めぐみ 出版:中央公論新社

<知ったこと>

・乳がん検診受診率:34.2%(2013年)

・乳がんにかかった人数

2003年:4万3000人

2012年:7万4000人

2016年予想:9万人

・乳がん再検査を受けに来た人、100人のうち、乳がんが見つかるのは3~4人の割合。

・乳がんは、他の種類のガンと同じ遺伝子の異常が原因で起こる病。

・女性ホルモンとガンには密接な関係があり、胸や子宮、卵巣などの体内の女性ホルモンが多い場所に、ガンは発生しやすい。

・乳がんは男性もなる病気。ただし、女性の乳がん患者100~150人に対して1人程度と、圧倒的にその頻度が低い。

・NK細胞(ナチュラルキラー細胞):ガンなどの腫瘍細胞を破壊することができ、腫瘍を予防する働きがあると言われている細胞。笑うことでその働きを活性化し、ガン細胞を次々と攻撃するので免疫力が高まる、という説がある。

<参考になりそうな言葉>

・「行ったほうがいいかなとは思うけれど、ついつい後回しにしてしまって」

・「でも、私だけは大丈夫!」

・受診を受ける目的のひとつは、病気を発症していないことを確認し、「乳がんと言われたらどうしよう…」という恐怖から、あなたを解き放つことなのです。

・自覚症状がないうちに見つけるための検診

・「友達とランチの約束をする」ように、検診にもそれくらい気軽にいらして欲しいと思います。

・おっぱいはしゃべらない。

・乳がんにかかる確率が最も高いのは、子育て中の世代。しかも子どもが小さかったり受験したりする世代に多い。

・「子どもを残して私が死ぬわけにはいかない。だから、乳がんと闘う」

・奥様が乳がんになったことをきっかけに、物理的にも精神的にも困った状態になるご家族の状況を数多くみて見てきました。そして、こうも思うのです。

これは、乳がんになった人やその家族だけの問題ではない。

がんになっていない人も、時々は家族のことを考えるべきなのだ、と。

・疫学的に見て、乳がんの予防法というのはものは、存在しない

・記念日の贈り物に「乳がん検診」はいかがですか?

・「どうしよう…病院行こうかな、様子見ようかな」と思いながら0歳の我が子の予防接種のことで保険センターの案内を見ていると、そこには婦人科診察に関する情報が載っていて、ちょうどその翌日に「乳がん検査」が行われるとありました。

・乳がんは発症する人も多いけれど、乳がんになっても生き続けている人も多い

<コピー案で考えたこと>

・気づいてからじゃ遅い。おっぱいはしゃべらない。

→ガンが進行してからでは遅いことを伝えたい。

・乳がんの一番の予防は、「検診行きなよ」という家族のおせっかいです。

→家族の発言が一番効くのではないかと想像した。また、女性だけの問題ではなく家族の問題にしたい。

<ポスターで考えたもの>

・ターゲット:子育て世代:20代後半~40代後半

→理由:忙しくて一番受けにくい世代だから。未然に防げれば、子どもや旦那さん、親族にもたらす恩恵が一番高いから。

・乳がんは個人の問題ではなく、家族の問題としたい

→理由:お母さんが乳がんになって困るのは、本人だけでなく、その子どもと旦那さんと親族と考えるから。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする