(仕事)製品技術研修「ロボットコース」_6w

  • 自社のロボット製品の主な用途

・自動車関係部品の溶接作業

・自動車関係部品の塗装作業

・製品ラインのモノのピックアップと指定場所に置くこと

→アーク溶接について

製造品の数という面で自動車産業に多く適用されている。

完成車メーカではなく、完成車メーカに部品を納めるサプライヤーに

多く納入している。

理由は、部品製造段階が一番製造バラエティに富んでおりロボットの

適用箇所が多いこと。

また完成車メーカのモデルチェンジに対応するために多くの設備投資をするため。

自社ロボットは何を解決しているのか?

・溶接や塗装などの人体に危険な仕事を肩代わりしている。

溶接:光と熱、火花が人体に有害となる。また一定の技量が必要。

塗装:有機溶媒が人体に有害。粉塵爆発の危険有り。人では長時間作業には限度有り。

・溶接作業1日何千個と行う場合、人では物量的にできないため、ロボットが行っている。

・人間個人によるバラツキを無くし、品質の安定化を進めている。

技術的な問題解決

・溶接で発生する火花量を検知、低減する技術を提示し、溶接品質を向上させている。

・溶接データの蓄積と診断データの提示を行い、品質向上の手伝いをしている。

・世界各地の異なる電圧に対応する溶接用電源設備を開発提供している。

トピック

・近年のEVシフト気運により車両重量の軽量化が自動車メーカの課題となっている。

そのため、鉄→アルミへ車体材質を変更しようとしている。

おおよそ1/3の重さになる。(実際は剛性を検討するためここまで軽くならない)

アルミ溶接への対応が産業用ロボットの課題。

アルミは鉄と性質が異なり、溶接の難易度が高い。

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