<高齢化の現状>
・65歳以上が3,346万5441人。総人口の26.6%。
4人に一人は高齢者である。(2015年国勢調査より)
・高齢者の内訳は
75歳以上が1,632万人
70~74歳:779万人
65~69歳:976万人
「高齢者」の高齢化が進んでいる。
<高齢化の何が問題なのか?>
・高齢者が増えるということは、親の介護が必要な人が増える。
→50代の労働力が仕事どころではなくなり、力を失う。
毎年約10万人が介護離職で職場を去っている。
また、親が介護施設に入った場合、子どもが住まなければ
親の家は空き家になってしまう。
⇒空き家が増えれば、町の治安の悪化が予想される。
現在の全国の空き家:約820万戸。総住宅数6,063万戸の13.5%
・要介護者の施設が不足し、介護難民が出る。
在宅の特別養護老人ホームの入所待機者は約12万3,000人。
・認知症患者数が462万人(2012年)
75歳以上の7人に一人の割合。
→正常なコミュニケーションがとれないと
家族の負担が増大する。
金融口座や金庫が開けられなくなり塩漬けになる。
・企業の人件費を圧迫するようになる。
一般的に賃金のピークは50代前半である。
団塊ジュニア世代が50代になるため、
企業人件費が2021年頃からピークになる。
→50代の早期退社。リストラがされる。
・若者が高齢者を支える社会保障制度が足かせになっており
消費が冷え込む。若者2.3人で高齢者1人を支える社会になっている。
参考文献
・未来の年表 人口減少日本でこれから起きること
著者:河合雅司 出版社:講談社現代新書