【ニュース #128】①概要_高齢化

<高齢化の現状>

・65歳以上が3,346万5441人。総人口の26.6%。

 4人に一人は高齢者である。(2015年国勢調査より)

・高齢者の内訳は

 75歳以上が1,632万人

 70~74歳:779万人

 65~69歳:976万人

 「高齢者」の高齢化が進んでいる。

<高齢化の何が問題なのか?>

・高齢者が増えるということは、親の介護が必要な人が増える。

 →50代の労働力が仕事どころではなくなり、力を失う。

毎年約10万人が介護離職で職場を去っている。

  また、親が介護施設に入った場合、子どもが住まなければ

  親の家は空き家になってしまう。

  ⇒空き家が増えれば、町の治安の悪化が予想される。

   現在の全国の空き家:約820万戸。総住宅数6,063万戸の13.5%

・要介護者の施設が不足し、介護難民が出る。

 在宅の特別養護老人ホームの入所待機者は約12万3,000人。

・認知症患者数が462万人(2012年)

 75歳以上の7人に一人の割合。

 →正常なコミュニケーションがとれないと

  家族の負担が増大する。

  金融口座や金庫が開けられなくなり塩漬けになる。

・企業の人件費を圧迫するようになる。

 一般的に賃金のピークは50代前半である。

 団塊ジュニア世代が50代になるため、

 企業人件費が2021年頃からピークになる。

 →50代の早期退社。リストラがされる。

・若者が高齢者を支える社会保障制度が足かせになっており

 消費が冷え込む。若者2.3人で高齢者1人を支える社会になっている。

参考文献

・未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

 著者:河合雅司 出版社:講談社現代新書

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