【子育て】夫から見た新生児の大変さ

新生児とは生後4週間までの赤ちゃんのことを言う。

私の子どもは男の子で出生時の体重が2500g未満だった。

その為、出生後NICU(Neonatal Intensive Care Unit:新生児特定集中治療室)に入院。

NICUとは発達が未成熟な赤ちゃんが自立できるまでの治療室。

具体的には肺機能が未成熟なので呼吸器がとりつけられ、

母乳が飲めないので点滴が与えられる。

肺機能が発達し自立できたところでGCU(Growing Care Unit)新生児回復室に

移される。お母さんからの母乳を飲む練習がなされる。

正常に飲めるとところまで成長すると退院となる。

退院後、妻と赤ちゃんは妻の実家へ。

妻の産後の休養と、平日仕事で私がいないときの対応を考え移ってもらった。

新生児が行うことは4つ

(1)寝る

(2)3時間ごとに母乳 or ミルクを飲む

(3)大便、小便の排泄をする

(4)泣く

親が行うお世話は以下になる

(a)新生児がなぜ泣いているのか察する。考える。

 →3時間ごとの母乳をあげるタイミングなのか?

  大便、小便をしておむつ取替をしないといけないのか?

  他の何かが原因なのか?を察する。考える。

 →朝だろうと夜だろうと関係なく新生児は泣く

(b)母乳を飲ませる。(搾乳して哺乳瓶で飲ませる。粉ミルクを作って飲ませる)

(c)おむつを替える。(排泄物のついたおむつを捨てる専用のごみ箱を必ず用意する)

(d)あやして泣き止ませる

新生児の大変さは言葉の説明がなく、

なぜ「泣く」のか想像し対処するところだ。

また、朝、昼、夜のサイクルに関係なく

3時間ごとの母乳タイムサイクルに巻き込まれるところだ。

深夜2時だろうが、3時だろうが関係なく新生児は泣く。

ひと昔前にたまごっちという携帯ゲームが流行った。

新生児を育てるとは、絶対に死なせられないたまごっちをしている感覚だ。

<日本の少子化はなぜ起きているのか?>

貨幣経済が発達することで、

人間は人間をお金という尺度で判断するようになった。

お金で換算すると赤ちゃんというのは恐ろしく効率が悪い。

まともに人間社会に貢献するまで約20年と約1000万円と教育がかかる。

工場の単純労働だったらロボットを導入すれば即座に問題が解決する。

効率で考える人間から赤ちゃんを必要とされなくなったのではないか。

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