86歳の祖父のお見舞いにいったことを書いてみようと思います。
母と一緒に祖父のお見舞いのため病院へ行きました。
第一印象は大分弱っているなと感じました。
抗がん剤はもうやめているということで
薬の副作用からは解放されているのかもしれないです。
ベッドに寝ていたのですが、反応が鈍い感じでした。
食欲がないということでしたが、
母が買ってきた牛乳寒天を強引に食べさせられていました。
そんなに甘くないはずなのですが、
牛乳寒天が甘い、病院の薄味に慣れたせいだと言っていました。
ラジオがあったのですが、それが重いから軽いのが欲しい。
操作が煩雑で困っていると言っていました。
機械類に強い人だったので、歳を取るとこうなっていくんだなと感じました。
明日から年号が変わるという話になり、私も母も祖父も昭和生まれだから仲間だとなり3人で握手することになりました。
昭和生まれだから、平成から年号が変わってもへっちゃらだと
世代の違う三人がなぜか意気投合したのが面白かったです。
そのあたりから、祖父の顔に生気が返ってきたように感じました。
お見舞いの後、
時間差で少し前に来ていた叔母夫婦に病院の喫茶店で会いました。
昭和生まれで意気投合した話をしたら、
「私たちが見舞いにきたときは元気なさそうだったけど」と言っていました。
孫が来たから祖父は頑張っていたようです。
生きる上で「孫にいいところを見せたい」などの
健全な「見栄」は良いことなんだなと感じました。
<後日談>
母のアイデアで祖父のためにFMラジオが聞けて、
軽く操作が簡単なiPodをプレゼントしようとなりました。
母から機械に強いあんたが選んできなさいとなり、
いざ家電屋さんにいくと、iPod touch しか売られていない。
簡単操作の方が良いので、iPod nano かiPod shuffuleにしようと思っていたのですが販売中止になっていることを知りました。
iPhoneによってiPodは駆逐されたのだと気が付きました。
プランBでメタリックブルーのSONYウォークマンを買いました。
手に持った感じが良さそうなのでコレにしました。
FMラジオが主目的でしたが、せっかくだから音楽を入れようとなり母に祖父が好きそうな曲をヒアリングしてウォークマンに入れました。
・王将 村田英雄:演歌だな。
・世界の国からこんちは(東京オリンピックのテーマソング) 三波春夫:漫画20世紀少年で出てきたのはこれか。
・東京ラプソディ:最初はもの悲しいけど、明るい。
・365歩のマーチ:毎日骨太の牛乳CMを思い出しました。
・Glenn Miller :いい感じのジャズ
母から祖父へ後日手渡されたらしく超喜んだそうです。