ニュース記事「 ウナギ 2.7トン廃棄のかば焼き 1万3650匹に相当」_20

ニュース記事概要

2017年に消費者に販売されず廃棄された絶滅危惧種のニホンウナギのかば焼きが、少なくとも2.7トンにも上るとの調査結果を、国際環境NGOグリーンピース・ジャパン(GPJ)が4日、発表した。ウナギ1万3650匹に相当するという。

https://mainichi.jp/articles/20180605/k00/00m/040/040000c


ニホンウナギ

環境省のレッドリストで「近い将来、野生での絶滅の危険性が高い」とされる絶滅危惧IB類に指定されている。

処分量を回答した5社の取扱量は合わせて310トン

このうち2.73トンが廃棄されていた。

廃棄率は0.2~3%。

国際環境NGOグリーンピース・ジャパンが行った意識調査

ニホンウナギが絶滅危惧種であることを「知らなかった」人たちが約4割

(1)相反する2つ以上の意見

国際環境NGOグリーンピース・ジャパン(GPJ)

「絶滅危惧種が大量販売されているだけでなく、消費されずに捨てられるのは問題だ」

「個体数の回復を優先させるべきなのに、その命を無駄にしている。企業の姿勢が問われることになる」

土用の丑の日などに合わせて盛んに売り出す裏で、さばききれずに賞味期限切れなどで大量に廃棄している

この調査で販売されていたウナギ55品をDNA検査した結果、「ニホンウナギ」として販売されていた2品が「アメリカウナギ」だったことも判明。ウナギの流通の過程が不透明である。

「技術の開発により量販店向けのパッケージ商品が生まれ、それまで”高級品”というイメージだったうなぎが、一気に身近な食べ物となったのです。そうした消費パターンの変化も、現在の『うなぎ』減少の要因へとつながりました」

https://mainichi.jp/articles/20180604/k00/00e/040/191000c

https://www.huffingtonpost.jp/2018/01/18/unagi-kiki_a_23336580/

https://togetter.com/li/1006943

(2)仮説

ウナギの加工、保存、物流のコストが下がりスーパーでパッケージ商品化された。

そのため、低価格で需要に応じて全国のスーパーに展開できるようになった。

人間は手軽にウナギを食べられるが、ウナギは簡単に増えない。

また、完全養殖の技術もまだ確立されていない。

そのため、ウナギは絶滅危惧種になっている。

(3)中立な立場で提案する

土用の丑の日では事前予約をしてもらうようにする。

過去の販売実績から仕入れ量を調整する。

絶滅危惧種の食糧品を販売して、廃棄率0.1%以上だった場合ペナルティを課すようにする。

たとえば、次年度の取扱量を半分にするなど。

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