ニュース記事概要
多額のコストや経済効果への疑問がオリンピック招致から撤退する理由となっている。
アテネで開催された2004年夏季五輪には、11の都市が開催地に立候補したが、
2024年大会はわずか2都市しか集まらなかった。
(1)相反する2つ以上の意見
カナダの都市カルガリーの住民(2026年の冬季五輪を招致するか否かについて投票した際)
「ありがとう。でも結構です」
クリス・デンプシー(2024年大会のボストン開催の反対運動を指揮)
「政府が五輪を公共政策の問題と考え、良い点と悪い点を真面目に評価する時、有権者はこれが単に自分たちにとって得策でないことに気づき始めているのです」
フライフヨルグ教授(英オックスフォード大大学院)
「五輪を開催するどの都市も、これまで開催したことがないか、あってもかなり昔なので、その経験を活用できません。つまり、大金が絡むイベントを担当しているのは未経験の人たちなので、費用超過へとつながるのは当然なのです」
クリストフ・ドゥビ五輪統括部長
「五輪の費用が懸念になっているのは分かっています。
費用と複雑さを抑えるために、あらゆる努力をしなくてはいけないと感じています」
(2)仮説(450文字以内)
・五輪は開催都市に経済発展と名誉を与えると考えられてきた。
しかし、開催費用の負担と経済効果を天秤にかけて辞退する都市が増えている。
・娯楽が増えて、五輪に対する興味が薄れている。
・五輪後の街も考える必要があることに
都市住民たちが気づいてきた。