<否定派>
1.無条件で給付されるため労働意欲が削がれるのではないか。
2. 生活保護を受けるべき人と、そうでないものを区別すべきだ。
「働かざるもの食うべからず」なので無条件に給付すべきではない。
3. 月7万円のベーシックインカムを実施するためには
100兆円の財源が必要である。
実現のためには増税が必要となり、負担増となるのではないか。
4. 子どもにも給付されるので、それを悪用する大人が出てくるのではないか。
たとえば自分は一切働かず、家族や子どものBIだけで遊んで暮らす者が
出てくるのではないか。
5. AIやIT技術により、事務作業等の仕事は減少するが、
完全な自動化が実現するわけではない。
人が作業する仕事はすぐにはなくならないので
BIを導入する根拠にはならない。
6. BIによって生きるための労働から解放されるというが
国民はそれを本当に望んでいるだろうか。
国家や会社の命令から自由になったとき、
大多数の個人はその自由に耐えられるだろうか。