ニュース記事概要
(1)相反する2つ以上の意見
井戸敏三 (兵庫県知事)
「生命や健康などに関する最先端技術をはじめ、世界の英知が大阪・関西に結集する機会で、世界の人々に関西の魅力を知っていただく絶好の場となる」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38139270U8A121C1000000/
内田樹(思想家・武道家)
(1)発信するメッセージがないこと。
国力が急上昇している国が「うちの国の勢いを見てくれ」と
国際社会にアピールするというのがこれまでの万博の趣向である。
(2)万博誘致を言い出したのは堺屋太一氏である。維新の首長たちがこれに乗った。
しかし、氏がその2年前に提案した「道頓堀プール」の顛末を忘れられては困る。
「東京五輪より大きな経済効果が出る」と断言していたこの事業の失敗について、
私は当事者の誰一人から真摯な反省の弁を聞いた覚えがない。
(3)万博開催に歓喜しているのはアメリカのカジノ会社である。
カジノ開設予定地の夢洲のインフラ整備にたっぷり税金を投じてくれる
というありがたい話である。
https://dot.asahi.com/aera/2018120400036.html?page=1
浦沢直樹(漫画家)
「あの万博は「人類の進歩と調和」を指し示したけど、進歩を夢見るってことが今となっては切ない感じがしますよね。もう1回万博をやろうとしているのが全く理解できない。
万博のようなことをしないと、町おこしができないという発想なら古くさいですね。
それに、今はネットでワンクリックすれば世界に「行ける」。感覚が変わっちゃってます」
https://lite-ra.com/2018/12/post-4407.html
(2)仮説(450文字以内)
・大阪万博は国連が提唱している「持続可能な開発目標(SDGs)」を
目指すと謳っているが、大阪万博の跡地にはカジノが建設されるという。
→開催目的とその後のプランが合っていないと感じる。
・日本の経済成長を持続させる起爆剤として、万博を利用することが問題と感じる。
・海外旅行をしない日本人が万博に行くのだろうか。
TVとネットで満足してしまうのではないか。