労働とは変化を押さえつけて、
今日と同じ明日が来るように
人や自然をコントロールすることではないか。
野生のチンパンジーは労働をしない。
自然が供給する「ありもの」の生活を消費して
生きている。
人間は自然が供給する「ありもの」の生活では
餓死してしまうし、満足な消費もできない。
もし、甘いものが食べたいとなったらコンビニに行って
アイスを買ってきて食べる。
そのアイスは誰かの労働によって作られている。
つまり、消費するから労働が必要なのではないか。
また、日本は昔は大家族で
今は核家族からお一人様に変化してきた。
一人の収入で大家族7~10人養っていたのを
一人の収入で一人を養うように変わってきた。
一人当たりの消費を拡大することが正義とされてきたが、
人口減少により経済発展が難しくなっている。
労働は今日と同じ明日を願うので、
どこかで成長行動しないことが正義になってしまう。
組織が大きくなればなるほど、ロスが大きくなるので
現状維持は現状後退を意味する。
<参考文献>
・困難な成熟 著者:内田樹 出版:夜間飛行
・私の個人主義 著者:夏目漱石 出版:講談社学術新書
・サピエンス全史(上) 著者 エヴァル・ノア・ハラリ
訳 柴田裕之 出版社 河出書房新社