会社は誰のものか?

会社は人間の作った物語である。

物語であるから物理的に所有することはできない。

物語として共有するだけである。

会社の物理的な要素

従業員、工場・オフィス、製品、経営者、株主

これらを失っても会社という物語は存在することができる。

ただし、会社という物語を人々が認めなくなったとき消滅する。

例えば雪印は製造した牛乳により食中毒事件を起こし、

牛肉偽装事件により信用が無くなってしまった。

その結果、雪印という会社(物語)は消滅してしまった。

反証1:従業員≠会社

   仮に全従業員が疫病で病死しても会社はなくならない。

   次の従業員が雇われ存続することができる。

   だから従業員=会社ではない。

反証2:製品≠会社

   例えば、トヨタのクルマが全て同時に廃車されたとしても

   トヨタは無くならない。また生産すれば良いからだ。

反証3:工場及び建物≠会社

   例えば、トヨタの生産工場、オフィス、ショールームが

   全て壊されてもトヨタは無くならない。

   また建てれば良いからだ。

反証4:株主、経営者≠会社

   仮に経営者を全員クビにしても、また雇えば良い。

   また、株式を全て売却しても会社自体は残る。

参考文献

ホモ・サピエンス 著:ユヴァル・ノア・ハラリ 訳:柴田裕之

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする