タイトル:内臓とこころ
著者:三木成夫
出版:河出文庫
<著者の言いたいこと(200文字以内)>
生命の主人公は、あくまでも食と性を営む内臓系で、
感覚と運動にたずさわる体壁系は、文字通り手足にすぎない。
生物の二大本能の一つは、自分のからだを外敵から守りながら、
養ってゆく「個体維持」の本能
もう一つは自分を犠牲にして子どもを育ててゆく
「種族保存」の本能 要するに食と性の本能です
私どもの頭は心で感じたものを、いわば切り取って固定する作用を持っている
人間は、視覚から聴覚に向かって感覚の互換が発達している
<今後に活かす(100文字以内)>
自分の欲を調べるとき、内臓に訴えるものを選んでみる。
動物の本能としては食と性らしい。
生命の主人公は脳ではなく、心臓の方らしい。
内臓に訴えるようにコミュニケーションを取る。
自分の内臓の声に耳を傾ける
<その他>
感覚あるところに運動あり、運動あるところに感覚あり
「内臓不快」 これが人間苦の究極の”引き金”だというのです。