<概要>
経済産業省主導によりソニーとTSMCが合弁会社を作り
日本に半導体工場を作る構想が浮上している。
TSMC(台湾積体電路製造)は半導体製造の世界最大手で、
国として経済効果を期待している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/23750912104ecf7e15d7e486125dfb45876c4c26
<TSMCとは何か?>
台湾積体電路製造。半導体製造市場の56%のシェアを持つ企業。
半導体業界は半導体の研究開発に大規模な投資が必要な為、
設計に特化して、半導体の製造は他社へ委託するのが
主流になっている。
この半導体製造の委託先としてTSMCは世界トップに君臨している。
半導体は数量が多ければ多いほど価格が下がるので、
勝者総取りとなりやすいビジネスだ。
また、半導体を作る半導体装置の価格が高い為、
原価償却が足かせとなる為、思い切った投資が必要で
工場を維持するのにも時間とお金がかかる。
また半導体を精度良く、安定的に生産するというのは
相応の技術力が必要で、委託会社が自社で生産する方向に
舵を切るのは難しくなっている。
生産不良を生み出すリスクと、古い設備を新設する為のコスト
を考えると製造委託した方が合理的と判断されている。
その為、世界中から半導体製造委託をし、
質の良い半導体を製造、供給するTSMCは無くては
ならない存在になっている。
参考URL
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2007/01/news029_3.html