【#136読書 世間ってなんだ】

タイトル:世間ってなんだ

著者:鴻上尚史

<筆者が言いたいこと>

日本人はみんな、ちゃんと働き過ぎなのです。

ただの働き過ぎじゃないですよ。「ちゃんと働き過ぎ」だと思っているのです。

ただの働き過ぎだと、ダラダラ働いて、適当にストレスを発散できるかもしれません。

でも「ちゃんと働き過ぎ」ると、どんどんストレスが溜まるのです。

これを改善するためには、まずは、「ちゃんと」しなきゃいけないものと、

「ちゃんと」しなくてもいいものを、分けることだと僕は考えています

「世間」は、あなたと、現在および将来、関係のある人達が作る世界。

「社会」は、あなたと、現在および将来、なんの関係もない人達が作る世界。

で、日本人は、「世間」の感じ方、考え方が身体の芯まで染み込んでいるので、

「社会」の人なのに、「世間」の知り合いのように対応してしまいがちだということです。

<今後に活かすこと>

CIAの「サボり方ガイド」の逆を行う。

<気になった言葉>

CIA「サボり方ガイド」:相手にバレないように、組織をダメにする方法

●「注意深さ」を促す。スピーディーに物事を進めると先々問題が発生するので賢明な判断をすべき、と「道理をわきまえた人」の振りをする。
●可能な限り案件は委員会で検討。委員会はなるべく大きくすることとする。最低でも5人以上。
●何事も指揮命令系統を厳格に守る。意思決定を早めるための「抜け道」を決して許さない。
●会社内での組織的位置付けにこだわる。これからしようとすることが、本当にその組織の権限内なのか、より上層部の決断を仰がなくてよいのか、といった疑問点を常に指摘する。
●前回の会議で決まったことを蒸し返して再討議を促す。
●文書は細かな言葉尻にこだわる。
●重要でないものの完璧な仕上がりにこだわる。
●重要な業務があっても会議を実施する。
●なるべくペーパーワークを増やす。
●業務の承認手続きをなるべく複雑にする。1人で承認できる事項でも3人の承認を必須にする。
●全ての規則を厳格に適用する。

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