ニュース記事「 結婚年齢、男女とも18歳に統一 民法改正案、閣議決定」_10

ニュース記事概要

結婚できるのは男性は18歳、女性は16歳以上、との規定を変え、男女ともに18歳とする民法改正案が13日にも閣議決定され、今国会に提出される見通しだ。結婚年齢の男女差がなくなるのは民法(家族法)が制定された1898(明治31)年以来。1996年に法制審議会(法相の諮問機関)が結婚年齢の統一を答申してから20年余りを経て改正されることになった。

https://www.asahi.com/articles/ASL3B5VDNL3BUTIL01S.html


<調べたこと>

・結婚した女性約51万人のうち、16~17歳は1232人と1%未満(2015年の人口動態調査)

・ 日本では明治期から一般に女性の方が身体的成熟が早いとの理由で女性の婚姻年齢が男性より低く規定されてきた。

・2003年に国連の女子差別撤廃委員会から、民法の婚姻年齢の規定が差別的だとの勧告が出ていた。

・成人年齢については民法4条を改正し、1人で有効な契約をできる年齢と、親権に服することがなくなる年齢を18歳に改める。

・成人年齢の引き下げは2007年の国民投票法成立がきっかけだ。憲法改正の可否を決める国民投票の投票権年齢を18歳以上と定めた同法は付則で、公職選挙法の選挙権年齢や民法の成人年齢の引き下げの検討を促した。2016年施行の改正公選法で「18歳選挙権」は実現した。

・日本のの平均初婚年齢

1950年:男性が25.9歳、女性は23.0歳

2000年:男性が28.8歳、女性が27.0歳

2010年:男性が30.5歳、女性が28.8歳

・生涯未婚率:ある測定時点において「50歳で1度も結婚経験がない人の割合」を計算した、統計上の数値

男性:20.14%、女性:10.61%(2010年)

・海外の結婚できる年齢

アメリカ:一般的に18歳。州によって異なる。

中国:男性22歳、女性20歳。

香港:21歳。親の同意があれば16歳。

韓国:親の同意があれば18歳。

台湾:20歳。親の同意があれば、男性は18歳、女性は16歳。

フィリピン:21歳。親の同意があれば18歳。

参考URL

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS20H51_Q7A120C1MM8000/

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28037280T10C18A3MM0000/

http://globature.com/jp/interest/news_20130408.html

https://www.huffingtonpost.jp/nissei-kisokenkyujyo/unmarried–falling-birthrate_b_10624680.html

(1)相反する2つ以上の意見

・男女平等の観点から見て年齢を統一することに賛成。男女ともに16歳にするか、18歳にするか統一すべき。

・結婚年齢が女性の方が早いことで「女子は早く結婚すべきだ」という固定観念が生まれやすいので、引き上げに賛成。

・日本は少子化が進んでおり、晩婚化が問題となっているのだから、引き上げるのは社会的に良くない。男性を16歳に引き下げれば良い。

・18歳以下で出産を迎える女性は「未婚の母」になってしまうのか?

・日本は少子化が進んでおり、晩婚化が問題となっているのだから、引き上げるのは社会的に良くない。男性を16歳に引き下げれば良い。

・16歳の少女が結婚することによって、将来の可能性を狭めてしまうように思えるので賛成。

参考URL

http://hon-matsuba.co.jp/furisode/adult-age/

http://licht-rikon.com/woman18/

(2)仮説

1.高所得で経済成長が恒常的にある社会では、子どもの育成に膨大なコストがかかる

2.子どもの育成コストと親の消費水準とのバランスという合理的選択で子供の数が決まる

3.将来の子供の消費水準を維持・向上させるためには、高度な資本装備を操作・利用できるようにするための教育に、膨大な金銭的・時間的コストがかかる

4.現在の親の生活水準を維持する必要から出生率が下がる。

参考URL

https://dot.asahi.com/dot/2016083000179.html?page=

(3)中立な立場で提案する

少子化対策として考えるのなら結婚可能年齢ではなく、子育て環境を見直してはどうか。

核家族で、お母さんが頑張るのではなく、大家族で子どもを育てる。

家族も血のつながった家族だけではなく、友人や地域のおじいちゃんおばあちゃんたちと

一緒に育てていく。

様々な年齢や職業人たちが集まるシェアハウスを作り、

子どもを育てることを共同プロジェクトとしてシェアハウスの住人たちと行うのはどうか

参考URL

https://withnews.jp/article/f0170726005qq000000000000000W01l10101qq000015605A

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