【ニュース#123】1日目_ベーシック・インカムの是非(概要)

・ベーシック・インカムとは何か?

 子ども手当+大人手当、つまりみんな手当。

 生存に必要な最低限のお金を無条件に給付することによって

 「労働」と「生存」を切り離す制度。

 ベーシック・インカムの額に関係なく、

 働いたら働いた分だけ所得が増える。

 例)毎月1日に全ての大人の銀行口座に国から10万円が振り込まれ、

   子どもには7万円振り込まれる。

   2人の子どもを育てているシングルマザーならば、

  ベーシック・インカム24万円(自分+子ども×2)と

  お母さんの働いた手取り10万円で

  合計34万円がその家庭が一カ月に使える金額となる。

・なぜ無条件に給付するのか?

 生活保護というセーフティーネットが国にはあるが、

 日本では貧困者の20%しか救えていない。

 無条件となった場合、救えていない80%の貧困者を救える。

 また、制度がシンプルになるので
 給付するために病人と怠け者を区別する労力と不正確さから解放される。

 社会保障に費やされる事務手続きや行政コストも大幅に削減される。

・なぜベーシック・インカムが求められているのか。

 現行の社会保障が機能不全になっているから。

 機能している:(1)社会保障によって、国民の消費能力を一定水準で維持。

        (2)経済成長が維持されることで、完全雇用となる。

        (3)税が入ってくることにより社会保障を再度維持する。

 機能不全(現在):(1)社会保障によって、国民の消費能力を維持できない。

        (2)経済成長が鈍化する。労働力需要の減少。

         (3)税が入ってこないので、社会保障制度が維持できない。

 機能させるためには、国民の消費能力を維持しないと経済的に成り立たない。

・ベーシック・インカムの財源問題がなぜ持ち上がるのか?

 一人当たり月7万円のベーシック・インカムを導入するには

 約100兆円の財源が必要なため。

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