【読書#74】働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

<読んだ本>

働きたくないイチタと言葉がわかるロボット

人口知能から考える「人と言葉」

著 川添 愛  絵 浜松あゆみ  出版社 朝日出版社

<筆者の言いたいこと(200字以内)>

「言葉がわかった」と言えるために必要な条件は?
①音声や文字列を単語の列に置き換えられること
②文の内容の真偽が問えること
③言葉と外の世界を結びつけられること
④文と文との意味の違いが分かること
⑤言葉を使った推論ができること
⑥単語の意味についての知識を持っていること
⑦相手の意図が推測できること

①~⑦は相互に影響しあっているため、何でもできるロボットの実現が難しい。

<今後に生かす(100文字以内)>

言葉と現実世界を結びつけないと意味がないというのがなるほどと感じた。
公募で上手くいかないときは、言葉と現実世界が上手く結びついていないのだなと感じた。自分の五感と言葉を結びつけるようにしたい。

<その他 気になった言葉>

・「無視すべき違いを無視し、無視してはいけない違いを無視しない」ということの難しさ

・フクロウたち「だったら、この画像は何なんだよ!」

イタチたち「裏に書いてあるとおり、「今晩はカレーかハンバーグにします」に決まってるだろ!」

フクロウたち「嘘つけ!左の部屋でカレーを食っている奴がいて、右の部屋でハンバーグ食ってる奴がいるだけじゃないか!」

イタチたち「それはお前たちの想像力が乏しいだけだろ!だったら逆に聞くけど。「今晩はカレーかハンバーグにします」って他にどうやって画像で表すんだよ!」

フクロウたち「そんなもん、画像で表せるわけねえだろ!だいたい、表す必要もねえよ!」

・どこかで、「人から聞いたことを信じたのではなく、自分で正しさを確かめた人」にぶつかるはずです。「正しさを確かめる」とは、ある言葉が真実を述べているかどうかを、言葉の外の世界と突き合わせて確かめるということに他なりません。つまりどこかの時点で、言葉と外の世界との対応を見に行く必要があるわけです。

・「ぼんやりした言葉」は相手の様子を見たり、相手にいいように解釈してもらったりするのに便利です。

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