ニュース記事概要
「インターネットの登場後、日本だけが負けている」それを端的に表しているのがGDPです。日本だけが先進諸国のなかでGDPが増えていないどころか、減っているのです。
生産者と消費者が直結する「インターネット型産業」に構造変化できず、多くの産業分野において、旧態依然とした「ピラミッド型多重下請構造」をさまざまな規制によって保護してきたからです。その結果、多くの産業が衰退してしまい、グローバルな競争で負けています。
https://toyokeizai.net/articles/-/233921
(1)相反する2つ以上の意見
日本政府は、所管官庁・族議員・業界団体が三位一体となり、改革に強く反対し、緩和や撤廃が容易にできない規制の改革を打ち出しましたが、残念ながらいまだに規制改革がスピード感を持って進んでいるという状況にはありません。
日本企業が、業界保護のために、ネットかリアルかの問題を議論しているうちに、アマゾンは、何でも買える、しかも安く買える時代を創ってしまいました。
組織や取引形態そのものをインターネット時代に合致したものに変えていく、つまり、組織そのものを従来の「ピラミッド型組織」から「自律・分散・協調型組織」につくり変えることが、日本企業にとっては急務。
(2)仮説
インターネットの登場で、生産者と消費者の関係が変わった。
ピラミッド型で集中管理するのではなく、
共通事項を決めて各々独立・分散しながら協調して動くという関係が最適になった。
日本企業は、高度成長期に作った
既得権益で縛られた生産者と消費者の関係を壊せずにいる。
そのため、テクノロジーを上手く利用してビジネスに変えることができずに
いるのではないか