【ニュース記事】銀行の子会社が「おじさん」を再生産する牢獄になっている_55

ニュース記事概要

メガバンクの子会社、関連会社には、メガバンクが決めた通りに事務を進める下請け業務を担う会社が多い。そこは、責任から解放されながら給与が払われる天国であり、変化しない秩序と能力の発揮が許されない牢獄でもある。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180925-00009028-bunshun-pol&p=1


このニュース記事での「おじさん」の定義

「新しいことを学ばない(アップデートしない)存在」

(1)相反する2つ以上の意見

あるメガバンクの取締役経験者

「私はある関連会社の社長になりました。ただ、この会社で、メガバンクの入行年次は私が一番下でした。つまり最若手です。メガバンクでの入行年次が上でも、最終ポストが私よりも下だった先輩は専務、その先輩より下のポストで終わった、さらに入行年次が上の先輩が、常務……。といった具合に、メガバンクでの最終ポストだけが会社の秩序を支えています。これが逆転することは決してありません」

現役のメガバンク幹部
「この逆ピラミッド型の企業が、日本のGDP(国内総生産)の伸びを低迷させている一因かもしれません」

バブル世代の銀行幹部
「われわれは、みな損失回避バイアスに囚われているのかも知れません。銀行を飛び出しても、それなりに稼げる自信がある人が多いと思います。でも、60歳まで保証された権利よりも、少しでも給与や肩書が下がるのが、嫌なんです」

(2)仮説(450文字以内)

・1940年に設計された「終身雇用」「年功序列」は日本企業が利益を生み出す手段だった。

今は手段が目的と化している。

・メガバンクの子会社では、能力も経験もある人間を活用させない仕組みになっている。

「終身雇用」「年功序列」の仕組みを維持することが会社の目的となっている。

・会社で築き上げたキャリアを投げ捨てて得る利益より、

飼い殺しとはいえ損失を確実に避ける方を選ぶ銀行員が多い。

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