【ニュース記事 #76】医師、書類作成で多忙=人手不足深刻―過労死白書

ニュース記事概要

政府が30日閣議決定した2018年の「過労死等防止対策白書」で、

医療関係者が書類作成事務に追われる姿が明らかになった。

残業が発生する理由を聞いたところ、医師の57.1%、看護職員の57.9%が

「書類作成のため」と答え、ともに最多となった。

過重労働防止に必要な取り組みでは、医師、看護職員いずれも「増員」がトップだった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181030-00000033-jij-pol


医療・福祉における労災支給決定事案数

・脳・心臓疾患事案 52 件 78.8%が男性

・精神障害事案 233 件   77.2%が女性

医師の総数

・31万9480人(2016年)

2014年比で2.7%(8275人)の増加

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/karoushi/18/dl/18-4-1.pdf

(1)相反する2つ以上の意見
山田 悠史さん(埼玉医科大学総合診療内科医)

米国の多くの病院では「シフト制」がとられているのに対し、

日本の多くの病院ではいわゆる「主治医制」が敷かれています。

この主治医制をとる場合、病院に患者がいる限り、

精神的には24時間365日その患者の責任を取り、

心の中から切り離すことはできません。

高麗 謙吾さん(循環器専門医)

普通に急性期病院の常勤医として働いたら残業は100時間超えないのが不思議ってのが、

感想でしょうか。
少なめに見積もっても、平日20時くらいまではいますし、土日も2-3時間は出勤して、当直が

17時から翌朝8時で(前日も翌日も日勤はしての連続勤務です)15時間、月に3回くらい。平日20日で土日8日でざっと計算しても120時間です。

シフト制にしたらいいのですが、同僚とはいえ任せることに申し訳なさもありますし、

正直、信頼のなさもあります。

https://newspicks.com/news/3423827?ref=economic

(2)仮説(450文字以内)
・重病になってから対応しているため、病院側が後手にまわっている。
→医者の守備範囲外だが、病院に来ていない患者予備軍を減らすことはできないか。
・医師の数は増加しているので、
 医師が偏在している。また、
   医師免許を取得していても、実際には医療行為を行わない人数

   (厚労省の医系技官や現役を退いた医師、法医学者)

   を除外していないので本当に足りない。
・日本人の免疫能力が弱くなっている。
たとえば、抗菌で清潔な環境が当たり前となり免疫能力が落ちているのではないか。

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