<読んだ本>
絶叫委員会
著 穂村 弘 出版社 ちくま文庫
<筆者の言いたいこと(200字以内)>
町には、偶然生まれて消えてゆく無数の詩が溢れている。
・「先生、地球がホットです」
・女「夏にフィーバーは暑いよね」
男「ん、それは…、暑いだろうね」
女「ごめん、フィーバーじゃなかった。フリースだ」
・「鈴虫の匂いがする」
普通の人の何気ない言葉の中に、
不合理でナンセンスだけど真剣さがある。
それに気づくと世界が面白く見える。
<今後に生かす(100文字以内)>
イヤホンで音楽を聴くのではなく、
町の音や、他人の会話に耳を澄まそうと思った。
普段、適当にしゃべっている言葉の中に面白さが隠れている
というのが発見だった。
<面白かった言葉>
・彼「ウニって本当は宇宙人だったらこわいね」
彼女「わざわざ遠くから来てるのにお寿司にされてかわいそう」
・「この花火はぐろぐろ回ります」
・「先っぽがトッキントッキンに尖った鉛筆」
・「どうすればあんたとつきあえる?!
金か?地位か?ルックスか?根性か?」
・「愛じゃなくても恋じゃなくても君を離しはしない」
・「あとは現場を見てから考えましょう」
・「俺さ、Tシャツないんだよ」
「俺あるよ」
「嘘まじ?」
「うん」
「Tシャツだよ」
「うん、Tシャツ」
「あるの?Tシャツ」
「めちゃめちゃあるよ」
「1個くれよ」
「うん、やだ」
「2軍でいいからさ」
・「教えてあげてもいいけど、あたしの仕事の邪魔しない?」
・「お前ってトンボに似てるよな」
その場の全員が反応した。
「似てるー(笑)」
・「リングの上の恐ろしいお前と、私の知っている優しいお前と、
どっちが本当のお前なの?」
「どちらも本当の私でない」
・「インフルエンザ防御スーツ」
・「でも、さっきそうおっしゃったじゃねえか!」