【読書#118】諦めの価値

タイトル:諦めの価値

著者:森博嗣

出版:朝日新聞出版

<筆者の言いたいこと(200文字)>

どうしても上手くいかない窮地に立たされたときは
何が諦められるかと考えた方が良い。
諦めるためには考えなければならない。
考えることを避けている状態が、
「諦めない」という頑固な姿勢なのだ。
仕事は対価を得るために、自分の時間と労力を差し出す行為です。
賃金が得られたら、それが「やった」ことのすべてと考えるべきです。
どんなに目立つことをしても、
人から感謝されることをしても、
それが仕事だったら偉くもなんともない

<今後に活かすこと>

・どうしても上手くいかない窮地に立たされたときは
何が諦められるかと考える。

・違法であったり、他者に迷惑をかけるような行動を除けば、

感情を抑える必要がない場合も多い。

感情のおもむくまま、自分にできる範囲のことに手をつけ、

可能な限り行動してみることは、

悪いことでは全然ない。

<その他>

・我慢するから、ストレスになるから、

その見返りとして給料がもらえるのだ。

・機械化された理由は、人間という「方法」が、

あまりにも不確実で、コストパフォーマンスが期待できなかったからだ。

人間は、ずっと人間を諦めようとして科学を発展させてきた。

この場合、化学も「方法」である。

・もやもや感は、なんとなく、ぼんやりとした現状への不満であって、

「夢」を諦めきれないかではない。

・人間に限らず、動物というのは、自分を生かすために

あらゆる行動を取るようにプログラムされている。

・実は、最初に成功した人の場合も、

その人が考え出した方法が優れていたからではない。

そうではなく、その方法を考え出した想像力や実行力が優れていたからなのだ。

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